Pleabo

2017-05-07 20:42

打診があった日

あの日、滅多に鳴らない電話が鳴り、その相手は児童相談所のスタッフでした。面識はありましたが、あまり会話をしたことがない人で、矢継ぎ早に打診の旨を話していました。

電話の内容

「子供さんのことで…。」とのことでした。電話の最後で私が発した言葉は今でも覚えています。「特別養子縁組前提ということでよろしいでしょうか?明朝までに相談して折り返しご連絡申し上げます。」夫に話すと、「決めよう。」と。 私は、面会をして、違うと思えば早めに身を引く覚悟をしていました。その子の人生を大きく揺さぶる前に、相性が悪ければ去る覚悟だったのです。実の親子でも相性というのはあるそうで、特別養子縁組に関しても、無理して受けることでお互いに不利益が生じてはいけないということを念頭に置いておくことは絶対的な条件の一つのようで、家庭訪問の時にもその旨を聞いていました。

障害などを受け入れること

実親の持病や、飲酒や喫煙の状況など、様々な話を聞きました。私は、疑問に思ってしまうところがいくつかありましたが、夫は、それも含めていけ入れる覚悟ができていたようでした。この電話までは、夫の方が生い立ちや持病や障害に敏感でした。そんな夫が受け入れたのですから、きっと大丈夫、そう考えました。 ゆくゆくは真実告知をすることも踏まえて、色々と夫婦で相談しながら進もうと決心しました。

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2017-05-08 21:57

返事

打診があったので、早速、特別養子縁組を前提とした交流をお願いするために、児童相談所に電話しました。普段から地域担当としてかかわっていた方ではなかったからか、淡々と話をするという結果になりました。

冷静に

イメージしていたのは、「○○さんおめでとうございます!いよいよですね!!」という具合でしたので、少し拍子抜けではありましたが、冷静になって考えると、一人の人間の人生が大きく変わる決断なので、そのようなテンションで話さない方が正解と感じます。 待ちに待った日であったため、一つ一つの行動が興奮状態になりつつあり、それを抑えて動いていたようにも思います。

感謝

折り返しの連絡があり、家庭訪問が決定しました。今思えば時間がかかり過ぎですが、その時は、とても楽しみで、一日一日が興奮状態でした。抑えることができない興奮状態の中、いろいろなことを検索し、準備し始めました。心の準備です。 私たちの地域の児童相談所の担当者に加え、子供の入所している乳児院(実母の居住地近く)を管轄する児童相談所の担当者が予定を調整する必要があるとのことでしたので、当時は納得していました。しかしながら、子供の人生のために急いでいるとのことが、ここまでのんびりでよかったのかと思うと疑問に思います。待ち時間の長さはもどかしいものでした。 ただ、弱い立場(里親)であったので、一先ず、もめごとは避けたいという気持ちはありました。その反面、自分たちのために動いてくださっていたすべての人に心から感謝していたのも、まぎれもない事実です。 今、冷静に考えれば、その待ち時間に、育児のことなども考えなくてはいけないと思えるようになり、特別養子縁組が成立することだけがゴールにならないようにできたのかもしれません。

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2017-05-09 20:38

家庭訪問

家庭訪問には数名の児童相談所のスタッフが来ました。決意の確認をされ、その後、名前を聞き、写真を見せてもらいました。子供の経歴に関しては電話で聞いていましたが、個人情報は、決意表明をしてからという説明を受けていたので、楽しみにしていました。

写真

まずは写真を見ました。THE赤ちゃんという印象でした。お世辞にも可愛いという印象ではなく、鼻水に圧倒された感じはありましたが、心の中で「この子との人生が始まる!」と、強く思いました。 また、夫と雰囲気が似ているような気がしたので、運命かもしれないという感覚になりました。 一人のスタッフの反応が、「○○さんの今の顔を写真におさめたかった!」と。ありがたいお言葉でした。今でも思い出すことがあります。ちなみにこのスタッフが、最初の面会の時に同行して、初対面の写真を撮影してくださいました。

名前

次に名前を聞きました。 新生児の場合もあるので、登録した時に名前を少し考えようと思っていましたが、既に名前がありました。 名前の感じも聞きましたが、とても難しい字と読みでした。 基本的に改名は認められないそうですが、場合によってはできるそうです。犯罪絡みで子供を手放さなくてはならなくなった時などには、漢字のみを変更するのが一般的な措置のようです。変えずに済めばその方が楽です。それは断言できます。真実告知に加え、名前の真実も語らなくてはいけません。 名前の詳細については伏せますが、ただ、クエスチョンマークが飛び出したのには違いありません。我が家に招くには少し困ることがありそうな名前であることは間違いありません。 今どきの名前事情を知らなかったので、あの時は困惑しました。時間がたってわかったのは、いろいろな名前があるという事実です。

交流開始に向けて

名前はさて置き、交流に進むこととなりました。その場で乳児院担当者と連絡を取ってくださり、近日中と決定しました。 さて置き、と、表現しましたが、名前に関してはもやもやしたままです。

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