Pleabo

2017-05-10 11:12

初対面

乳児院に行きました。夫婦そろって車で向かいました。期待と不安の両方を抱えて、色々な話をしながら向かいました。もちろん早めに出発し、かなり早く着いたので、駐車場で待たせていただきました。

いよいよ対面

面会用の専用部屋がありました。乳児院には、面会に来た実親や里親との面会用の部屋が確保されているようです。そこに通され、初対面を迎えました。最初は、ごくごく普通に過ごしていて、抱っこも普通にできました。しかし、しばらくすると、大泣きでした。ミルクの時間とのことで与えると一瞬だけ泣き止みますが、また泣きました。多分、おむつが濡れていて、眠くて、その刺激から、たくさんの大人に慣れない部屋で囲まれていると気づいたのでしょう。今の私ならわかります。我が子はそのような性格です。お疲れ様。

交流の計画

この日は少しの面会のみで、我が子はすぐに普段の生活に戻りました。それから、今後の計画をしました。乳児院を出発するときには薄暗くなっていました。乳児院のスタッフも、児童相談所のスタッフも、遅い時間まで対応するのは当たり前だと思っているようでしたが、人間を相手にする仕事はとても大変なことだと痛感しました。もちろん、帰宅したら真っ暗です。遅くまでお付き合いいただいたことに感謝の言葉しかありませんでした。

交通事情と懐の事情

乳児院は駅からも便利な立地のようでしたが、夫と一緒に行くため、自家用車で出向きました。時間がかかりました。道路工事の兼ね合いで、面会に通う間中、休憩や食事も入れて、長時間を有するのが普通でした。高速道路の方が混雑する時間帯でもあるため、一部区間のみ、一般道を使い通いましたが、それでも交通費を見直すと驚くべき金額でした。この距離と時間に関しては、他の里親仲間の皆さんも同じ状況でした。あえて遠くのエリアに設定しているので、これが普通のようでした。私の場合は有料道路などもあり、道の選択ができたので、体力的にはまだいい方だったのかもしれません。

🔖5

2017-05-10 22:16

乳児院内での交流

やっとこの日が来ました。

全員での交流

しばらくして、交流が始まりました。最初は、皆で過ごしている乳児クラスでの関わりとなりました。警戒しないようにそのような対応をする乳児院が多いそうですが、大勢の赤ちゃんに囲まれて過ごすのはとても穏やかな気持ちになれました。私たちを覚えていてくれたようで、時々、笑顔もあり、終始和やかな雰囲気でした。絵本を読み「にゃーにゃー。」というと、「にゃー。」と言いました。真似して話してくれたことがとても嬉しかったです。事前に調べていた、喃語というのが出ていたので安心したことを覚えています。声があまり出ていないという情報があったので、心配していたのですが、あまり違和感などはありませんでした。

母親優先で指導を受ける

育児というのは母親中心であるため、大体のことが私のみ指導を受けたり、優先的に学ぶ形になりました。夫は毎回行けるわけではないので、それが妥当だったかもしれません。しばらくして、周囲のお子さんたちが離乳食を食べているのを見ました。テンポよく食べさせられていて、違和感がありました。機械のように食べる子供たちは異様でした。大勢の子供たちが違うものを食べ、発達も異なるため、乳児院では、所謂、片付け仕事のような印象です。もちろん、食事には調理後何時間という消費期限が設けられていたので、時間をかけてしまうと他の子供が食べそびれてしまうということになるため、それを回避するために急いで食べさせているということは聞いていましたが、見ていると心配になるほど頻繁に口に運んでいました。ちなみに、食べそびれたときには、レトルトのベビーフードのようなものを与えるそうです。そのような中で、1名のスタッフのみ、一生懸命、目を合わせながら向き合っている姿が見られました。

乳児院は忙しい

初めての交流らしい交流でしたが、スタッフが大変そうで、そのことの方が気になりました。在住している都道府県での特別養子縁組があまり進んでいないせいか、当時のスタッフは、里親をボランティアスタッフのように思っていたようにも感じました。他の子供の面倒を見ることを頼まれたこともありました。どこでもそうなのでしょうか。私が頼り甲斐があったのでしょうか。今でも疑問に思います。どうか乳児院の忙しさが少し落ち着きますように願っています。

知人が保育園での実習に参加した際にも、先生同様の内容を求められたり、大勢の子供を一人で相手していたという話を聞いていたので、どこの職場でも少数精鋭主義の中に入った一人の人に求める力が大きいのでしょうか。

🔖6

2017-05-12 16:40

マンツーマンでの交流

マンツーマンでの交流は、専用の部屋で行われました。おもちゃがたくさんありました。どのようなおもちゃを揃えればいいかがなんとなくわかったので、その様なところからヒントを得ればいいということにも気づけました。

ボール遊び

転がるものを目で追ったり、ぬいぐるみを撫でて過ごすことが好きでした。最初に買うおもちゃは、ボールにしようと決めました。音の出る絵本なども魅力的だと感じ、何を買うかを考える日々が始まりました。 とにかく、何かを買いたいと考えていました。我が家にある絵本の中の一冊は、乳児院で反応が良かったものにしました。

インターネットで注文

便利なインターネットを活用します。まだ購入には早いとわかっていても、一先ず調べて、ほしいものリストに入れます。Amazon、便利です。時々お知らせが出るので、それを見ながら、その時点で再度検索します。 早く注文したいということばかり考えます。 子供にものを与えたくなる親の心理がわかりました。

🔖7

2017-05-12 23:31

疲れ

乳児院に頻繁に通っているときは、とにかく疲れていました。体力の問題もありましたが、気持ちの問題もありました。とにかく、早く一緒に暮らしたいという気持ちが先行してしまうので、乳児院に行かない日は、様々なことが不安でした。

検索生活

不安なことなどが多くて、いろいろインターネットで検索して、色々な不安をさらに募らせてしまいました。また別の機会に綴るかもしれませんが、病気や障害のことなども気になり始めていました。発達が遅いのは乳児院で生活する子供の特徴であると知っていても、不安はありました。 乳児院は大勢の子供を数人で見ているので、一人ひとりとしっかり向き合うことができないのは当然です。一般の家庭と比較すると、全く待遇が違います。そして、交代制です。決まった時間になると、帰っていくのです。

特別養子縁組 不成立

特別養子縁組は不成立となることもあるそうで、どの段階での破談が多いのかを調べたりしています。 交流開始にすぐ取り消したり、何度も会っても無理であったり、委託後に解除されることもあるようです。心身を強く保って、ぶれないように過ごしたいと思いだけでなく、子供の事情や実親の心変わりで不成立となることを想像するととても怖いです。 実際に、交流中のトラブルや、実親の事情で、成立に至らなかったという話も拝聴していたので、不安も大きくなってしまう日もありました。

🔖8

2017-05-13 21:22

集団外出

ある日、集団外出の許可が出たので、バギーに乗せて公園に行きました。他の子供たちも一緒に行ったので、実感はわきませんでしたが、初めての外出となりました。 写真も撮っていいという許可が出たので、他の子供が入らないように気を付けながら撮影しました。外に出ると開放感があるので、いつもより、よく動いているような気がしました。

汚れ

初めての外出ですが、服は汚れていて、毛玉だらけ、バギーは古く汚れが目立つ状態でした。そして、顔は、鼻水が乾いて、それを繰り返したようで、はがれないほどの惨状でした。 乳児院の担当者曰く、嫌がる子は外さないそうで、入浴中もその後もそのままだということです。 乳児院の子供たちは、常に風邪をひいていました。幼稚園に通い始めるといつも鼻水を垂らしていると聞きますが、集団生活であるため、乳児院もその状態です。隔離も実質できておらず、皆に感染していくようです。それでも、鼻を拭くのはやってほしかったです。どうか、そうなってほしいです。固まる前に。

周囲の目

乳児院の集団登場といった感じです。そう見られているような気がしました。周囲の目はとにかく気になりました。 可哀想な子を見る目が気になりました。 施設の子を見る目、ただただ可愛いという感じではありません。 散歩に出してもらえてよかったねという感じです。

🔖9

2017-05-14 22:35

風邪と花粉症

集団外出に加えていただいた矢先、残念ながら風邪をひきました。毎日鼻水を出していて、それがさらに悪化したそうです。苦しそうになると、風邪とみなされて病院に連れて行って下さるそうです。

飲み薬を見せていただいた時、乳児院のスタッフからは、「花粉症の薬を飲んでいます。」とのことでした。風邪をひくと花粉症の薬が処方されるそうです。いや、そんなはずはありません。数日後に聞き直すと、訂正がありました。風邪なので、風邪薬を飲んでいたそうです。この時には、私に風邪が感染し、治癒していました。 我が家にいたら、集団生活でなければ、そんな間違いはしません。悔しいです。

感染するか否か

交流が始まり、我が子と認識して接していたので、少しのミスでも敏感になっていました。当たり前かもしれませんが、この話が破談にならないように、相談も反論もできませんでした。ただ、花粉症であれば、感染を想定しなくてもいいので、交流が中断されることはないという期待もありました。

ナーバスになること

打診があるまでの待ち時間よりも、交流が始まってからの方がナーバスになっていました。具体的に親子関係を築くであろう相手が目の前にいるので、期待も心配も、全てのことが、普段の何百倍にも感じられました。不思議なくらいナーバスになっていました。

🔖10

2017-05-15 12:00

個人での外出

個人での外出の許可が出て、家族だけでの外出ができました。

念願の家族での時間

初めての個人的な外出は、乳児院からの指定の場所に行きました。ベビーカーを購入して、普通の家族のように、普通の散歩をしました。 物の購入に関しては、自由にしていいということで、早々にそろえたくなり、まずは軽いベビーカーを入手しました。何度も店頭に足を運んで、吟味して購入しました。この日のために購入したベビーカーでの散歩はとても清々しかったです。何枚も写真を撮りました。

思い出すこと

私たち夫婦は、一つ一つのステップアップが待ち遠しく、とても嬉しいことと感じていました。あの日の晴れた空と、帰りに眠るじー子の姿、時々思い出します。着実に進んでいました。一歩一歩着実に。

🔖11

2017-05-15 20:00

風邪をこじらせる

風邪をこじらせました。お楽しみ会の当日でした。呼吸が苦しそうでぐったりしていましたので、心配でしたが、お楽しみ会に参加するように促され、他の子供に混じって過ごしました。驚いたことに、ほとんどの子供たちが同じ症状でした。その中でもまだ軽い方でした。乳幼児はよく風邪をひき、多少は気にするほどではないそうで、歌を聞きながら過ごしました。 この季節でこの症状、風邪なのかそうでないのか、感じることはいろいろありましたが、黙るしかありませんでした。

違和感

乳児院では、歳時記を大切にしていて、季節を感じるイベントをしているようでした。飾りなどを見ても反応が薄いので心配でした。他の子供たちは、目新しいものを見るとすぐにさわりたがって手を伸ばしていました。他の子供たちと集まる機会があると、違和感を感じました。全く反応がないわけではありません。時々笑います。声を出すこともあります。泣くこともあります。どこかで何でもないと決めつけて、そういう方向になるように解釈していました。お楽しみ会などでは、発達の遅れから目を背けることに必死でした。 乳児院の子供は一般的に発達が遅めであり、特に発語などは遅いそうですが、その中でも我が子だけ何だか違いました。

覚悟と自信

身体能力は長けていて、発語などに関することには遅れがあるということは、児童相談所の担当者からも聞いていました。ただし、まだ低月齢であるため、たまたまだと考えていました。3歳くらいまで喋らない子供もいると聞いたこともあったので、偶然だと思うようにしていました。障害があっても育てる覚悟はしていましたし、どんな状況になっても手放すということはないとゆるぎない自信もありました。それでも明らかな遅れを見るのは辛いものでした。三年後くらいにある三歳児健診で何と言われるのかをすでにイメージし始めました。

🔖12

2017-05-16 07:30

周囲との比較

外出するようになり、すぐに気づいたのは、周囲との違いでした。

汚れ

服が色あせていて、汚れが目立ちます。サイズがあっていなくて、折り曲げてあります。スタイが破れかけです。顔が傷だらけで、鼻水が固まっています。もちろん、表情も乏しく、平坦な感じも気になっていましたが、見た目の違いは歴然でした。部屋着のまま外出しているだけでなく、とにかくみすぼらしいことに気づきました。季節感も違っていました。

清潔感を求める

ちなみに、乳児院では、全員が洋服を共有していました。多分ですが、そのように見受けられました。同じ部屋の子供たちは多分、着回しです。毎回だいたい同じ服装であることが多かったです。洗濯の都合でしょうか、写真を見ると、私が出向いた日は制服のように同じものばかりを着ていました。それもどうかと思いますが、前回、じー子が来ていた服を、少し大きな男児が着用している姿を見ると、悲しい気持ちになりました。 研修でお邪魔した乳児院は、一人一人に洋服などが与えられ、それぞれにマークがありました。うさぎや苺など、個々に印を決めて、持ち物が混ざらないようにしていました。そこそこで違うのですが、何とも複雑な気持ちでした。もちろん、家庭で育てばマークで区別するということに違和感がありますが、個々の所有物とわかると愛着もわくと思います。 委託されたら、服をたくさん買って、みすぼらしくない姿にしようと決意するきっかけにもなりました。おしゃれにしようと思ったわけでもなく、ただ、清潔な雰囲気にしたいと思いました。

🔖13

2017-05-16 11:30

チャイルドシート

また風邪がひどくなりました。散歩もできず、屋内でのマンツーマンでの交流は、少し長く感じました。それだけ、お互いに慣れたのだと思いましたが、それ以上に、ステップアップできないもどかしさがありました。 特に動きがないので、自ら、乳児院側に依頼して、車での外出の許可が出るように、児童相談所に相談していただきました。

親心

車での外出の許可が出る前に、チャイルドシートの購入を検討し始めました。店頭でもインターネットでも比較しました。 限定カラーを見付けたので、インターネットで購入しました。少し派手ですが気に入るものを見付けられ、夫婦で満足しました。 この頃には、いろいろなものの購入を検討し始めていましたが、最初は価格重視で探し、結果的には安全性と快適さなどを中心に決定していました。今思えば、これこそが親心だと感じます。多少のことであれば、いいものを選びたいです。

経済面

まだ何かをたくさん購入したわけではないのに、経済的な部分での不安はありました。支度金のようなものも出ると聞いていますが、不安はあります。実際に振り込まれるのは委託後のことですし、委託に至らなかったら、出ません。早まってはいけないと思っても、必要なものは揃えたいです。 クレジットカードを使用して購入するので、翌月に驚くことになるのでしょう。

🔖14

2017-05-16 19:30

車で外出

車での外出が始まりました。チャイルドシートは、乳児院にあるものをお借りすることにして、出発しました。

外出

どうやら外出が好きなようです。乗車して数分で眠りました。最初の行き先は、ショッピングモールにしました。公園のようなところがよかったのですが、交流時間の関係で行けるところが見付からず、子供服などの調達のためのショッピングにしました。

視線の違い

ベビーカーを押して歩いていると、普通の親子です。誰も私たちの事情を知りません。とても楽です。乳児院の付近を歩くと、施設の子だろうという視線を感じていました。今思えば被害妄想かもしてませんが、その時は、本気でそう思いました。乳児院の専用バッグを見られていると気になりました。

普通の親子

ベビーカーを押して歩いていると、普通の親子です。そうです、普通の親子になりたかったのです。この日は、抱っこ紐がほしいと感じました。もう多少長くても縦に抱っこしていい月齢に達していましたので、抱っこ紐を調達しようと考え始めました。

チャイルドシートのこと

チャイルドシートは、注文済みで、すぐに届きました。次回からは、20?くらいになるまで使用するチャイルドシートでの外出です。楽しみで仕方ありませんでした。子供を持つということは、与えることに喜びを感じることであると知りました。

🔖15

2017-05-17 07:00

チャイルドシートが届く

インターネットでチャイルドシートを注文しました。ベビー用品で一番最初に手を出したインターネットのものでした。

インターネット通販

今まで自分のものでも大きなものを購入したことがなかったので、届いたときには結構なインパクトでした。限定カラーです。我が子のために限定品を購入する自分に酔いました。小さなことですが、今思えばたいしたことではありませんが、その時はとても満足していました。 自己満足もいいものです。

貸出用チャイルドシート

乳児院での貸出用チャイルドシートは、言うまでもなく、よだれや吐瀉物の跡がたくさんあったので、早く購入したかったのです。除菌などをしているはずですが、臭いはひどかったので、急いでいました。 万が一の時は、児童相談所に寄付すればいいと考えて、急いで注文しました。破談のことは考えたくありませんでしたが、どうしてもそこに結びついてしまいました。 特別養子縁組は失敗も多いそうです。人間と人間がつながるのですから、簡単なことではありません。破談を考えたくありませんでしたが、気を引き締めて交流するためにはいい薬だったのかもしれません。 検索してしまいます。不成立の事例。

🔖16

2017-05-17 11:00

中断

ある時、乳児院側からの要請で、交流を一週間休むことになりました。

感染の恐れ

乳児院内で風邪か何かが流行してしまったようで、乳児院全体が隔離などで多忙だったようです。もちろん、感染の恐れがあったので、一週間以上の中断となったようです。 詳しい説明はありませんでしたが、心身ともに休める機会となりました。交流中は、とにかく必死であり、どうにかいい関係を築きたいという気持ちから、疲れていてもそれを誰かに気づかれないようにするのに精一杯でした。体調なども気になったので、何度か乳児院に電話で様子を聞きましたが、自宅で休める機会を逃してはいけないとも思いました。 自分から中断したいと言ってはいけないと思っていましたし、児童相談所からどう見られるかも気になっていたので、それはできませんでした。結果的に、この中断は有益でした。私たちのことを忘れませんでしたし、風邪も治りかけ、少しだけ笑顔も増えたような気がします。慣れない交流で疲れていたのかもしれません。

休むことの大切さ

もし、交流中の方や、交流前の方が、こちらをご覧になっていたら、少し休むことも考えてください。心身ともに疲れると、後々、我が子に迷惑をかけることになってしまうかもしれません。私には、休むという発想もありませんでしたし、感染症などのことがなければ、ただひたすら頑張っていたかもしれません。

🔖17

2017-05-17 20:30

新しいチャイルドシートでの外出

チャイルドシートが到着して数日後、ついに使用する機会がありました。

乳児連れあるある

専用のチャイルドシートでの行き先は、スーパーマーケットです。立地の関係で、指定時刻までに帰るためには、行けるところが少ないのです。 見慣れた乳児院のチャイルドシートでなくても、大喜びで乗りました。ありがたいことです。 この日は、前回の反省点を生かすチャンスでした。実は、前回はおむつ替えのベッドがある化粧室を見付けるのに一苦労しました。それを覚えていたので、到着後すぐに化粧室を拝見しました。

新たなる課題

チャイルドシートは大活躍でしたが、ベルトのカバーによだれが付着しました。そして、頭に汗です。したがって、ベルトカバーと、チャイルドシート用の汗取りを購入することになりました。 出費としては小さいのですが、どんどん買い足すものが出てきます。子供がいると出費が大きいと知っていましたが、細々としたものが積み重なる大変さを実感することになろうとは思っていませんでした。不思議なもので、自分のためであると迷うものでも、我が子のためならためらわずに品質を重視しています。この頃もそうでしたが、今でもそうです。これが親心なのでしょうか。私は着実に親になっていたのでした。

🔖18

2017-05-18 07:30

長時間外出の許可

長時間外出の許可が出るまでには時間がかかりました。ネックとなってしまったのは、食事が伴うからかもしれません。 体調なども考慮しつつ、様々な要因でなかなか動けないことはやむを得ないのですが、待ち遠しく感じていました。

食事とミルク

中途半端な月齢で、いつの間にか離乳食も始まり、それでもミルクもフルパワーで飲んでいました。その様な状態での長時間の外出は、離乳食もミルクも持参するということとなるのです。せめてミルクを省ければ楽だったかもしれませんが、そうもいかないので、乳児院も児童相談所も頭を抱えていたのかもしれません。 離乳食が進んでいても、外出のお弁当として持参できる時間帯に、お弁当を作るわけにも行きませんので、もちろん、ベビーフードでした。ベビーフードを持参するためには、様々な食材に対応できるようにならなくてはいけません。そのような事情もあって、中途半端な月齢ではなかなか長時間外出の許可が出なかったのかもしてませんが、そのときには焦りがありました。

ほかの理由

正直なところ、児童相談所の対応が遅いのが一番の要因だったと思います。直接クレームを出すわけにはいきませんので言えません。

🔖19

2017-05-18 11:00

お弁当持ちでの外出

ついにお弁当を持って外出しました。打診があってここまで来るのには長期間かかりました。いつの間にか離乳食も食べるようになり、ベビーフードを食べさせることができるようになっていました。 行き先は、町民の憩いの場のようなよころでした。子供用の遊び場が設置されていて、無料休憩所があるので、そこで食事もできるようになっていました。

お弁当持ち

お弁当はベビーフードです。温めずに食べられるものです。そしてミルクです。

名前のことでひっかかる

外出先でのことですが、現地に着くと、子供用の遊び場の受付で、フルネームで名前を書くように言われました。どのパターンで記入するか迷いました。本名、姓だけ私と一緒、実際の姓、迷いました。結局、想定外のつまづきでしたが、乳児院からも児童相談所からも、何もアドバイスがなかったので、その遊び場限定で、新生活を始めることにしました。 周辺に他の遊び場などがなかったので、そこには長期にわたって通うことになるので、自分たちだけの居心地のいい空間として確保することに決めました。

人目が気になる

更に問題が発生したのは、食事の時でした。どの親子も手作り弁当を一緒に食べていました。私は、自分の食事は禁止されていたので、ひとまず食事を与えました。乳児院では、職員は一緒に食べませんし、アレルギーや食中毒などを鑑みて、子供だけが食事をするようでした。周囲から見るとおかしな光景だったでしょう。さらに、食事はベビーフードとミルクです。 ミルクのお湯は使い古された魔法瓶に入っていました。ケースには乳児院の名前が書かれています。もちろん、服や備品にも。服は我が子だけ季節外れで、汚れがひどく、サイズもあっていません。 一対一で接するときよりも、人目が気になる時間でした。

要望という名の不満

乳児院に戻ると、初めて要望を出しました。季節に合う服で出掛けたい旨をリクエストしました。快く受け入れてくださいました。それからは、少しずつ相談することができるようになってきました。できるだけ言わないということを貫いてきましたが、できるだけ言うということを考え始めました。

🔖20

2017-05-18 15:30

いじめられない環境

外出の時に、周囲の人に近づきます。乳児院では、少し大きい子に叩かれたり、おもちゃを取られて、常にしかめっ面で過ごしていましたが、外に出ると違いました。遊び場に行くと、初対面の子供やその親にもよくなつき、時々、笑顔もありました。もっと社交性に欠けると思っていた我が子が、少し変化してきました。いじめられない環境があると知ってくれたのでしょうか。

声が出ない

この頃に、相変わらず心配だったのは、声が出ないことでした。よほど泣かないと出ませんでした。さらに、泣くことも少なく、所謂、育てやすい子という感じでした。気になって気になって、何度もインターネットで検索しました。障害があっても問題ないと思っていましたが、外出すると今までよりも気になりました。三歳児健診までは見守ろう、そう思いながら毎日を乗り越えていました。

🔖21

2017-05-18 21:00

乳児院に対する不満

外出が増えると、他の親子の服装や行動を見る機会ができるので、不安や不満が出てきました。我慢ができないところはとにかく穏便に解決できるように、乳児院に相談と提案をしました。全部通るわけではないのですが、我が子のため、今後のために、勇気を振り絞りました。

乳児院の名前入りの備品

まず、持ち物に乳児院の名前が大きく書かれていることを指摘しました。それは仕方がないこととのことでしたが、鞄を持参して入れ替えてもいいことになりました。服やスタイも着替えさせていいということになりましたが、指摘後は、比較的新しく、サイズも合うものを見繕ってくれ、乳児院の名前が小さいものにしてくださいました。 担当者は、そのことを良く思っていないようでしたが、窓口になっている女性が、自分の孫に重ね合わせ、できる限りの対応をしてくださっていました。 あからさまに、気に入らないことを顔に出す担当者には少しいらだちました。

おむつ事件

さらに、おむつの枚数を増やしていただきました。食事を挟んでの外出で、一枚は少ないと感じました。大人でももっと化粧室を使います。ましてや排便があれば、その後のおむつ替えができないこととなります。もともとおむつ替えが少ない乳児院だったので、仕方ないことかもしれませんが、一度、お小水がもれたときに改善していただきました。その際には、替えのスカートやズボンもなく、とにかく困ったので、荷物のチェックを自分もするようになりました。ちなみに、使用済みのおむつしか入っていないこともありました。

🔖22

2017-05-19 07:15

抱っこ紐

交流中、とにかくいろいろなものを購入しました。 乳児院側からは、破談になることもあるので、あまり購入しない方がいいと言われていましたが、それはできませんでした。どうやら、同じ時期に、近くの乳児院で一件、破談になっていて、悲しい思いをしている人がいたようです。詳細は知りませんが、私たちが住んでいる都道府県で、同じ時期に交流していた人がいること自体が驚きでした。盛んに行われている県とは違い、珍しいことだと感じていましたが、意外と仲間がいるのだと感じたことを記憶しています。

ベビー用品の購入

破談になることがあるということは知っていましたが、ことあるごとに言われると、つらかったです。それでも購入しました。いろいろ購入しました。抱っこ紐は早いうちに、インターネットで購入したのですが、空き時間に散策するときなどに大活躍でした。最初は横向きに抱っこできるものを希望していましたが、じー子が成長し、縦に抱っこするだけの形のものとなりました。

脳裏には破談の文字

乳児院からの指導などは、食事に関して細かい部分あったのですが、他のことにはとにかく寛容でした。ただ、ベビー用品は破談になったらもったいないということは言われていました。正直、それが一番つらかったです。破談にならないように努力ばかりすることにつながっていました。いつも脳裏には破談の文字でした。

🔖23

2017-05-19 11:00

意見

あまりにも進展がない毎日に少し疲れ、外泊開始のお願いをしました。 乳児院のある町には、出掛けられるような距離に何もないので、先に進みたかったのです。あまり意見を言うのもいけないと思いながらも、前に進めないことがつらく、相談しました。経験者の方々にも相談し、前向きな意見であればいいと判断し、話をしました。

私の進歩

この頃になると、おむつ替えに慣れてきました。乳児院からの指導の通りではなく、私たちのやり方で、簡単にできる方法を見付けました。 施設と家庭では状況が違うので、自分なりの工夫はあっていいと感じました。徐々に自分のやり方も取り入れることにしていました。そのことに気づいた窓口の女性が、褒めてくださいました。私のそのような姿勢を評価してくださっていたそうです。とても励みになりました。そして、今でも励みになっていますし、感謝しています。

疲れ

乳児院に通い始めてどれくらいが経ったのでしょうか。疲れが出てきています。委託後はもっと大変だと思うとさらに疲れました。

🔖24

2017-05-19 16:00

動物園

夫の休日に、じー子と動物園に行きました。乳児院から動物園までは遠く、離乳食を食べさせて帰るだけというほどの強行突破状態でした。もちろん私たちは食事をしません。 じー子はいつも通りの仏頂面でしたが、ベビーカーを覗いて顔を近づけると、過去最高とも言えるほどの笑顔でした。動物には興味を示さず、目で追うこともありませんでしたが、私たち夫婦は満足でした。

私の執着

免疫力を高めるためにぜひ行きたかったので、委託が遅くなって行けない場合のことも鑑みて、焦っていました。 この頃は、様々なことを調べ、いいと言われていることは何でも実践したいと考えていました。今でもそのような傾向はありますが、どうにかして動物園か牧場に連れて行かないといけないという発想でした。 執着です。

家族での休日に感謝

動物園は、私たち家族にとって、家族らしい初めて休日という感じの思い出になりました。入園料と駐車料金が高めのところであったため、今の私なら、あの短時間のために行くかはわかりませんが、あの状況ではすぐに決断でき、楽しんできました。 乳児院側からのご配慮で、多少遅れてもいいということを許可していただきましたが、やはり急いで時間内に戻りました。出発に関しても、窓口となってくださった女性が早めにできるように、いつもよりもハイスピードで準備をしてくださいました。

🔖25

2017-05-19 21:00

延長とストレス

外出時間が延長になりました。そのため、私の食事は遅くなり、体が疲れるようになってきました。 もしかしたら確認すれば、私の食事の許可も出たかもしれませんが、一緒に食べるのも大変なので、特に触れずに過ごしました。乳児院側としては、多分考えていなかったのでしょう。

疑問だらけ

外出時間が長くなると、じー子はまだ小さいので疲れてしまいます。泣いてぐずることがない子供だったため、顔をこすって耐えていました。 タイミングによっては、ミルクを2回分持参して外出していました。行き先は専ら遊び場のようなところでしたが、帰りにスーパーマーケットをセットにして、おむつ替えをするようになりました。この頃には、おむつは2枚支給されていました。 おむつ2枚、排便したらどうするかは疑問です。突然お腹を壊したら、どうするのでしょうか。

ストレスと喜び

この頃は、とにかくストレスがたまりました。 じー子の成長を見られる喜びもあるのですが、交流中も含め、計5時間以上は運転をしていたのですから、それだけでも辛くて当然です。電車で行っても別の要因で同じ状況になっていたと思います。 そして、児童相談所の担当者がのんびりとしたスタイルでしたので、その点にも不満を持っていました。良く言えば、丁寧な対応です。それでも、あの頃の私には、ただののんびりと感じてしまいました。器が小さいのです。 担当者の当たりはずれ、苦痛です。

🔖26

2017-05-20 06:00

家庭訪問の日程調整

家庭訪問の日程調整がなされました。自宅の状況を再度確認して、外泊ができることがわかってから、次のステップに進むとのことでした。ここまでも長期間かかりましたが、予定は10日後でした。すなわち、前進せずにとにかく外出するという日々が続くということです。

手を振る姿

この頃には、じー子は少し変化していました。バイバイを覚えました。手の動かし方はひらひらさせる感じでした。発達は嬉しいのですが、ひらひらと動かす姿は違和感がありました。

検索

そこでまた、検索です。無表情で目が合いにくく、声を出さず、あまり泣かない手がかからない子が、手をひらひらとさせていたのですから、なんとなく知識があれば、自閉症を疑う人が多いでしょう。 私も同じでした。しかし、ひらひらとはどのような動きなのか、果たして、これがひらひらなのか、そのように考えると違うと思いたくもなり、どのように解釈すればいいのかもわかりませんでした。

🔖27

2017-05-20 11:00

ファーストシューズ

長時間の外出の時には、車での移動時間が長くなってもいいので、遊ぶ時間を減らして、ベビー用品の買い出しなどに時間を費やすことにしました。 この頃には乳児院側も外泊に向けての準備に賛成してくださっていたので、家族でのショッピングという形を許可してくださっていました。実際に購入しなくても、服をあててみたりすることができるのはとても楽しかったです。

靴を探す

ある時、ファーストシューズがほしいと思い立ち、探しに行きました。 じー子が外を散歩するようになるのはまだ先のことでしたが、靴を嫌がらないようにはかせて過ごす時間をつくりたいと考えたのです。試着させようと思って一緒に行きましたが、車内で入眠したまま起きず、ベビーカーに乗ったまま靴をはかせました。靴をはいたじー子は、今にも走り出しそうな雰囲気でした。 一緒に暮らし始めたら、きっとこのように過ごせる、そう感じていました。何気ないことに感動し、一生懸命になっていました。子供がいることに喜びを感じました。

購入

迷って購入せずに帰りました。まだまだ、破談や不成立など、不安を抱えています。 特別養子縁組が成立したら、どんどん先読みして購入したいです。ベビー服、可愛いです。

🔖28

2017-05-20 16:30

子供の力

外出すると、知らない人に話しかけられることが多く、戸惑いました。子供がいると、知らない人から声を掛けられるようです。せっかくベビーカーで眠りそうなところで声を掛けられることもしばしば。無表情のじー子も、時々、笑いました。慣れるとそんなことも楽しみの一つとなりました。疲れるけど、ありがたいことだとも思っていました。

抱っこ紐が大活躍

この頃には、抱っこ紐も大活躍です。乳児院側に報告し、賛同してくださったので、頻繁い利用しました。自分たちで購入したものを使えることも喜びの一つでした。 一般家庭では当たり前のことも、嬉しくて仕方がないことになっていました。ここから私の買い物熱に火がついて、どんどん購入する日々が始まったのかもしれません。育児は工夫が大切だと気づき、いろいろ購入し始めるのです。とにかく何かを購入したいという気持ちになり、常に探しているような状態でした。

検索

購入だけではありません。まずは、口コミの確認です。出来るだけ無駄のないように気をつけます。

🔖29

2017-05-20 21:00

乳児院での生活

乳児院の中ことが色々見えてきました。食事の栄養バランスのことや、季節のイベントなど、一般家庭では見落としがちなことがしっかりされていて、学校で生活しているような感覚でした。決められた月齢で決められたことをし、決められた日に必ず身体測定をします。

家庭と違い過ぎる

きちんとしています。しかしその一方で、一般家庭との違いは歴然でした。もちろん、いい意味でも違いますが、異様な光景もたくさん見ました。 乳児院では、時間ごとで職員が交代します。仕事ですので、一人の担当者がずっと見ているわけではありません。そのため、決められた時間に引継ぎをします。それによって、伝言ミスも出てきます。また、乳児院では、子供たちが、それぞれのベッドで眠ります。寝かし付けはなく、口に哺乳瓶を挿入してお別れです。15分毎くらいで、呼吸のチェックをします。

生活のこと

ある程度の年齢になると、歯磨きをします。皆が行うので、当たり前のこととして受け入れて全員が行います。そしてさらに年齢を重ねると、トイレトレーニングです。学校のように便器が並んでおり、個室ではありません。やるべきことが当然のこととしてできるようになり、それに疑問を持たず、個々がそこで生きるための術を身につけていくかの如く、淡々と行います。ぐずる子供もいますが、不思議と、他の子供や職員の目などを気にするように、どこかで気持ちを切り替えています。 じー子の乳児院が素晴らしかったのか、集団行動を乱すほどの子供は見当たりません。もちろん、病気や障害の関係で扱いが子供はいますが、子供たちはそのことも気にせず、自然に受け入れているようにも見えました。

🔖30

2017-05-21 07:00

委託前の家庭訪問

委託に向けて、家庭訪問がありました。厳密に言えば、外泊することができるかどうかの確認です。 要するに隅々までチェックするのです。家庭訪問はすでに数回目ということで慣れてきていましたが、どこでどのように過ごすのかをすべてご覧いただくために、浴室や寝室まで案内する運びとなりました。

チェックの結果

結果、準備の状況は良好でしたが、コンセントカバーと、ベビーゲートやベビーフェンスの設置を促されました。乳児院はコンセントが手の届くところにないので、興味を持つことが多く、そのような指導は大抵行うようです。ベビーゲートなどは、階段やキッチンでの危険を防止するためですが、じー子はそこまではまだ不要だったため、ゆくゆく用意するという方向で同意していただけました。コンセントカバーは二種類購入しました。 一歩前進しました。

狭くても大丈夫

我が家の手狭な空間に数名の人がいることに違和感を感じました。 認定されているので、この住まいでも問題ないのですが、物が増えているところを見られるのには抵抗がありました。

🔖31

2017-05-21 11:30

体調不良

外泊開始日が決まる前に、じー子は体調を崩しました。誰かが風邪を引けば、大勢が風邪を引きます。乳児院内での交流すら無理だということで、自宅待機でした。心配で電話をして様子の確認をしました。熱も下がらず、数日が経過しました。もう少しで一緒に暮らせそうなところで、交流中断でした。

待機中にできること

出掛けることができない間に、服などを購入することに決めました。それでも、苦しんでいる我が子の姿を想像すると辛いものでした。それでも、受け入れるしかありません。 一般の家庭であれば、我が子が目の前にいて、心配して付き添うところです。もやもやしても仕方ありませんので、とにかくベビー用品をインターネットで検索して購入し始めました。

クレジットカード

便利です。買えます。金額が気になりません。危ないです。 このようにしてキャッシングなどに興味が湧いたりするのでしょうか。我が子のために何でも買いたい期間到来です。

🔖32

2017-05-21 16:30

児童相談所への苛立ち

じー子は少し快復していたものの、児童相談所は外泊の許可は出してくれませんでした。

怠慢と擁護

厳密に言えば、乳児院が児童相談所に連絡をしたら、折り返すという返事をしながらも、数日間、連絡はなく、催促をしたとのことでした。子供のための制度であり、子供のために皆が動いているということが前提であるはずが、このような対応には不満があり、苛立ちを覚えました。 もしそうであっても、その事実を知りたくはありませんでした。体調不良だからと言ってくださればいいのに、と、器の小さい私は思いました。

制度について

子供が最優先です。特別養子縁組は、親のためではなく、子供のための制度です。それでも、皆が様々な仕事を抱えています。子供はまだ発熱中です。外泊はできません。今なら理解できます。我慢はできないかもしれませんが、理解はできます。あの時も、苛立ちをぶつけたわけではありませんでしたが、自分の中でもやもやを処理していました。

理解すること

児童相談所では、いろいろな子供のいろいろな件が取り扱われています。そのため、特別養子縁組がほぼ現実的になってきている我が子の優先順位が高いはずがありません。いい状況に向かっているのですから、限られている頭数でこなせる仕事を、優先順位を考えながらしているはずです。 先輩の里親の方々のお話を拝聴すると、夜中に乳児が保護されてくることもよくあるそうです。事件や事故などで、親が面倒を見られなくなる瞬間というのはよくあることだそうです。そのようなことが重なると、緊急の対応をするため、急がなくてもいい件は後回しになっても仕方ないのです。乳児院までの距離が遠い子供は、里親家庭に直接行くということもあるそうです。乳児院が満員ということも多いそうです。そのときには必ず、児童相談所の担当者が立ち合います。そのようにあの時も考えることができればよかったのですが、我が子の扱いがずさんであるという、ちょっとした被害妄想のような状態でした。

🔖33

2017-05-21 21:30

離乳食の変化

離乳食が変わっていました。体調不良のじー子とは外出すらできず、乳児院の中での交流でした。そのような状況で、離乳食の内容が変わっていました。 家庭で育てていれば、体調を鑑みて、万全の時にランクアップするはずですが、そんなわけにもいかないようでした。じー子は、無理に飲み込もうとして詰まらせます。その介助で必死でした。久々の食事の介助でしたが、気が気ではありませんでした。

一般家庭との違い

一般家庭であれば、離乳食は自分で用意しているはずです。乳児院では淡々と進んでいきました。ランクアップする楽しみや、その中での悩みや工夫をするのも楽しみでしたが、数日に一度の交流では、そうもいきません。やり直しがきくのであれば、その段階をもっと味わいたかったです。 また、私は単なる里親なので、乳児院内でどのようなことがったかはまったく知らされません。積極的に聞くと教えてもらえるのですが、大抵は「昨日いたスタッフに聞くので、次回までお待ちください。」という返答でした。

🔖34

2017-05-22 06:40

外泊決定

家庭訪問から10日以上経過し、やっと外泊が決定しました。もちろんそこから、日程調整をするので、すぐではありませんでした。 その日の日記には、「準備万端で挑みます。」と。たった一泊ですが、じー子にとっては大冒険です。往復路のうちに1回の食事と2回のミルクの時間があり、おむつ替えもするのですから、自宅滞在は寝て起きるだけという状況です。イメージトレーニングをし、可愛い服やスタイを用意し、準備は万端でした。準備は万端のはずでした。

外泊準備

外泊開始までには、色々なものを準備しました。乳児院から準備するように言われたものは、布団と、哺乳瓶の消毒、のみでした。外泊の時には必要なものを一式用意してくださるとのことでした。 しかし、質問すると、意外とあれもこれも必要と言われ、結局、急ぎで準備したのですが、今まで他の里親からの指摘がなかったことにも驚きました。言えない立場だと感じる人が多いようです。我が家はドラッグストアにすぐに行ける立地なので、どうにかなるという気持ちもありましたが、そうでない人に関しては、大変だと感じました。

🔖35

2017-05-22 11:00

初めての外泊

自宅に到着すると、普通にリビングで過ごしました。今までも我が家で過ごしていたかのようにふるまっていました。 いろいろなものに興味を示すかと思いきや、全く何も触らず、いつも乳児院で過ごしていたかのように、ただ手をつないだり、のんびりしていました。 お風呂で少し泣きましたが、それ以外は順調で、夜泣きもなく、朝までぐっすりでした。そして、出発しました。

外泊中の食事

外泊の時には、ベビーフードを持たせてくださいました。食事の支度をするよりも、交流に集中するためだそうです。もちろん、離乳食など、作ったことはないので、とても有難かったです。4食分くださいましたが、2種類だったので、自宅での食事の際には、ご飯とスープのみ作りました。 食事のことで困ったことは、アレルギーの情報や、新しい食品の進む具合などの説明があいまいで、野菜なら大丈夫ということしか教えて下さらなかったため、野菜のスープくらいしかできなかったとも言えます。

外泊中のミルク

ミルクは、スティック状のもので10回分でした。夜中に目が覚めたら飲ませるように指導を受けましたが、そのようなことはなく、余りました。哺乳瓶は貸与してくださいましたが、ポットがないことに気づき、自宅では水筒で代用しました。乳児院の方針次第かもしれませんが、泣いたらとにかくミルクを与えるように言われていました。今思えば、口に哺乳瓶を運べば手を離せるからでしょう。

外泊中のおむつ

おむつは最低限の枚数でした。お腹を壊したら足りません。どうにか増やしていただけるように頼みましたが、無理ということで、いざという時はドラッグストアに行くことにしました。 乳児院では一日に5回か6回くらい、決められたタイミングで交換していたようです。

外泊中の衣類など

服は貸して下さらないとのことでした。破談になったときのために、購入しない方がいいと言われていたため、服も、パジャマも、とにかくいろいろ足りず、事情を話して貸していただくことにしました。 タオルやガーゼも貸与はなかったのですが、さすがにそれくらいは我が家にもあったので問題なく過ごせました。ベビーソープも乳児院と同じものを事前に購入して対応しました。

外泊中の注意事項

そして、乳児院からの注意事項としては、破談になるかもしれないので、まだ誰にもお披露目してはいけないということを言われました。またもや最悪の事態を想定した話でした。今となっては笑い話ですが、ずっともやもやしていました。いや、今でも笑えないです。 乳児院側も対里親という対応は大変だと思います。いつもナーバスになっている人が来るのですから、業務に支障が出ます。更に、子供のケアも必要です。それが破談になればもっと大変でしょう。しかし、里親も人間です。破談の話はできる限りやめてほしいです。

衝撃的なこと

外泊の際に一番衝撃的だったのが、実親の名前や住所などがわかったことでした。万が一の時に備えて、保険証や医療証などのコピーを渡されたためです。その場では袋の中身を確かめただけという動作にとどめましたが、委託もされていないのに、個人情報が見えてしまい、焦りました。これで破談になってしまったら、里親が実親のことを調べ上げることができてしまうということです。 ただ、それも踏まえて信用していただけるように、何度も面接を受けていたのですから、もっともと言えばもっともです。

🔖36

2017-05-22 16:30

二回目の外泊

二回目の外泊は、三泊でした。この外泊の間に私の実家の人たちと対面しました。普通に交流していました。今までも一緒に過ごしていたかのように、普通に過ごしました。

ありがたい

三泊なので、またすぐには服を揃えられず、数着貸していただきました。今回は新品に近いものがあり、とても嬉しかったです。破談になったときのために用意していなかったということを前回話したので、慎重に対応してくださいました。 我が子は新しくてカラフルな普通のベビー服を着るのです。ありがたいです。

お昼寝事情

この頃のじー子は、午前と午後に2時間ずつ計4時間のお昼寝をしていました。そして、車で移動するときには、常に眠っていました。 すなわち、自宅に連れてきても、ほとんど寝て過ごしていました。寝顔がとてもかわいくて、疲れが吹き飛びます。が、そうはいってはいられません。突然、離乳食とミルクを必要とする、おむつをした人間が現れたのですから、休んではいられません。 手際の悪さと不器用さもプラスされて、私は大忙しでした。夫は普通に仕事でした。特別養子縁組だからと言って、夫が仕事をしなければ、生活は成り立ちません。

🔖37

2017-05-22 20:00

長期外泊に向けた面接

じー子の三泊の外泊が終わり、乳児院に戻しながら、児童相談所の担当者との面接がありました。この時に驚くべき事実を知ってしまいます。担当者がかわっていました。およそ一ヶ月前に担当者がかわっていたそうです。挨拶をしてほしいというほどではありませんが、かわるのであれば、教えてほしいものです。少しいらだってしまいましたが、それは一瞬でした。とても対応が速いのです。とにかく速いのです。

長期外泊の提案

「長期外泊しましょう。一週間くらいできます。周囲にも紹介して、委託に向けた準備をしましょう。熱心に取り組まれていることは知っていますから、今すぐ委託に向けて調整するので、もうこの距離を通わなくてもいいですよ。」と。 今までのぐだぐだは何だったのでしょうか。乳児院と児童相談所の間で連絡が取れずにいた数ヶ月は一体何だったのでしょうか。それでもテンポの良さに感激でした。今まで、一度たりとも、児童相談所側からステップアップの提案はありませんでしたので、衝撃的な喜びと驚きを感じました。 急に一週間程の外泊が決まったのです。児童相談所は担当者次第で大きく異なります。どんな企業でもそうですが、児童相談所の人も人間ですから、個人差は大きいものです。

🔖38

2017-05-23 08:00

長期外泊

長期外泊はおよそ一週間です。たくさんの荷物を受け取りました。必要最低限ではなく、余るほどの荷物で、とても驚きました。大量の荷物とじー子を乗せて、自宅へと帰りました。

長いようで短い外泊

およそ一週間の外泊ですが、長いようで短いようで、短いようで長いようで。とにかく精一杯頑張りました。そして疲れました。親戚にも会わせることができ、皆が喜んでくれました。とても充実した期間でした。細かく言えば、夫婦でのもめごともありました。些細なことでもお互い真剣なので、子供のことでもめることはいいことであると今では思えます。

爆笑

じー子が大爆笑しました。和菓子が入っていたパックを軽くたたいて、その音が面白かったようで、大爆笑しました。我が子がここまでリラックスして本気で笑う姿を見て、喜びと驚きを感じました。

荷物

おむつ数パック、ベビーフード全食分、ミルク数缶、洋服数日分、とにかくたくさんありました。どうやら児童相談所の新しいスタッフの一押しが効いたようです。お金は乳児院に入っているそうで、たくさん出しても足りるそうです。意外な新事実に驚きました。以前、そのような話を耳にしたことがありましたが、どうやら事実だったのか、今までに見たことのない大量の荷物を預かることになりました。まさかの事態に困惑したのは、おむつ不足を想定して、すでに購入していたからでした。

🔖39

2017-05-23 11:45

言葉

喃語もほとんどないじー子が、単語を話しました。衝撃的ですが、的確につかっていてさらに驚きました。乳児院の子供の発語の遅れはやむを得ないものと覚悟していましたが、言葉が出たのは本当に嬉しかったです。その後は、忘れて喋らなくなるとはつゆ知らず、しばらく喜びに浸ることができました。

お茶

飲み物がほしいと、「お茶!」と発するようになりました。乳児院に確認しても、まだ喋らないということでした。喃語すら少なくて、意味のある言葉はまだ無理だと思うという見解でした。お茶を飲ませていたわけではないので、勘違いかもしれませんが、いいタイミングで言うのです。

🔖40

2017-05-23 18:00

名前

長期外泊が始まると、近所の方々とも関わるようになりました。養子なので珍しいのか、皆さん、頻繁に声を掛けてくださいます。そして、月齢と名前を聞かれます。中には実家がどこかを聞いてくる人もいらっしゃいました。

名前を聞かれたときの対応

名前を聞かれれば、〇川じー子です、とこたえることにしました。新しい名前です。改名の予定などは話す必要がないと判断しました。なかなか、〇川じー子とこたえる機会はなかったので、この時になって、家族となることを実感していました。 ちなみに、〇川と書きましたが、私の苗字は丸川でも円川でもありません。そして、この頃は、じー子の以前の名前について深く考えることはありませんでした。お姫様のようなイメージのみで、苦しみはない期間でした。 名前はいろいろあります。私の本名の漢字はいたって普通で、読み間違いもなくシンプルです。子供のころはそれがコンプレックスでしたが、今は気に入っています。夫も、昭和ではよくある名前の代表格です。いろいろあります。そうです、いろいろあると思うことが一番楽でした。

🔖41

2017-05-24 07:00

委託日決定

今までの長期戦があっけなく終わり、委託日がすぐに決まりました。長期の外泊が決まったあたりから、委託がほぼ決定していたような雰囲気でした。およそ半月近く先の話なのですが、その間に準備ができるのでありがたかったです。打診の電話をいただいてからは随分時が経ち、季節は変わり、そしてまた季節が変わっていました。

車窓からの景色

季節が変わるほどの時間を費やしたので、車からの景色も変わっていました。委託が決まって帰宅するときには、今までよりも景色を見られず、長い月日の間の疲れがどっと出てきました。この日は夫も助手席にいたのですが、深く眠っているようでした。私はというと、自宅がある市まで戻ったあたりで限界に気付き、ドラックストアに駐車して数分休憩しました。自宅は目前です。それでも到着できる自信がなく、飲み物を購入しつつ休みました。長距離の運転もこれで終わると思うと、安堵感でいっぱいでした。

ゴールは目前

ゴールではなくスタートが近づいているということは理解できていました。それでも、数ヶ月間通い続けた日々を思うと、ゴールであるかのように感じていました。自分でもよく頑張ったと思います。数ヶ月ですっかり老け込んだのは言うまでもありません。 二人三脚で頑張りました。と、言いたいところですが、夫は平日は仕事をしているので、孤独な運転と交流を知っているわけではありません。全部話してきたつもりではいますが、全てが伝わるわけではありません。そこに不満があるわけではありませんが、じー子が加わった生活で、もめごとが起こらないとは言い切れないと感じていました。

🔖42

2017-05-24 11:30

とにかく購入

委託日が決まってしまえば、とにかくじー子のものを購入し続けます。インターネットでも、某ベビー用品店でも購入していました。特に、芸能人がブログでよく書いている、某ベビー洋品店に関しては、乳児院から自宅の間にもありましたし、自宅からも遠くない距離に何店舗かありましたので、外出の度に寄っていました。例のおしりふきもインターネットで箱買いです。ベビー服などを購入するために立地が良すぎる自宅のおかげで、とにかく購入することばかり考える日々でした。

ストレス解消

我が子に似合う服、スカート、ワンピース、ズボン、靴、帽子、どれを見ても購入したくなるほどでした。今思えば、ストレスと不安で買い物に依存していたのかもしれません。季節外れの浴衣や甚平まで手を出しそうでした。どれもかわいいのです。実際に大量購入していますが、購入しなくても見ているだけで満足する日もありました。

夫の行動

夫もよく似ていました。私がボールを購入したら、屋内用のボールを購入しました。最初のおもちゃはボール、次のおもちゃもボールです。私がうさぎの服を購入したら、うさぎの耳がある帽子を購入しました。なぜか、被せてくる技の持ち主です。もちろん、小さくもめていました。 夫婦そろって、ただかわいくて色々購入してしまっただけではないようです。楽しさだけでなく、ストレスも大きかったです。

🔖43

2017-05-24 16:00

委託日までに

委託日はまだまだ先ということもあり、それまでにやるべきことを考えました。ショッピングだけでなく、様々なことをすべきであると考えていました。

周知徹底

まずは周囲に、子供の存在と、特別養子縁組のことを話すことにしました。個人情報などの兼ね合いで、あまり話せていなかった親戚などにも紹介することを考えました。そして、真実告知は自分たちからすることを話し、我が子にとって居心地のいい環境になるように努めることを宣言することにしました。ただでさえ難しい状況に置かれている子供です。これ以上、人為的な不利益や不幸を感じさせたくありませんでした。

環境整備

我が家の前の道路は車がたくさん走ります。じー子がうっかり飛び出さないように対策をすることにしました。無謀な運転のバイクも時々通ります。路上駐車も時々あります。安全で快適な空間は、屋内だけでなく、屋外にも必要と考えました。靴も履いていない我が子が飛び出すことはありませんが、なぜか焦っていました。

🔖44