この子を乳児院に返そう

2017年9月11日

委託後に心身の疲れがひどく、我が子を乳児院に返したいと思ったことがありました。

昨夜、急に疲れに襲われて、その時のことを思い出しました。正確に言えば、起きているときには元気だったのですが、寝ているときに夢を見たようで、急に目が覚め、その時のことが現在のことのように感じたという状況でした。

心理

あの時は、本心ではなかったと思います。そう思いたいです。

特別養子縁組ではない場合でも、しばらく子育て生活から離脱したいと思うことがあるはずです。それと同じです。

特別養子縁組を前提として預かっていても、乳児院に在籍していて、実親がいる我が子には、帰る場所がありました。

今思えば、本当に心身が疲労していたのでしょう。驚くべき発想だと思います。一人の人間を育てる責任を持ちつつ、急に決まった事実と、思い通りにならない苛立ちを表現するのに、乳児院に返そうという発想になったのです。

あの時は健全ではない自分の発想に驚いていましたが、今、冷静に考えると、健全だったのかもしれません。

どこかに捨ててこようと思わなかったのですから。もしくは、まだまだ健全で余裕があったのに、それに気づかずにパニックになっていたのかもしれません。

追いつめられると、人間、どんなことをするのかわかりません。

レスパイトケア

心身ともに疲れていた時に、レスパイトケアを利用しなかったのは、すぐに冷静になれたからです。ほんの少しでも我が子の成長を見逃したくなく、踏みとどまりました。私の場合は、それがプラスになりました。…あれ?意外と大丈夫だし。と。

冷静に

自分の性格を分析すると、パニックになるまで辛抱します。そして、自分の中で限界が来ると困り果てます。そして、行動に移そうとすると冷静になります。他人事のように冷静に見つめていることも多々あります。

何が起きても、大抵は解決できます。

その後

我が子を手放そうという発想は全くありません。あの時もなかったと思うのですが、冷静に、我が子が心身ともに疲れ果てた私の近くにいることに、私自身が不利益を感じていたのかもしれません。

今は違います。私だって人間だから、心身ともに疲れるときがあるのです。我が子よ、どうかそこを理解してください。社会に出れば、もっと疲れた人にたくさん出会います。いろいろな人のいろいろな部分を認めるための予行演習だと思ってください。ちなみに、あれから心身ともに限界になることがないので、我が子はそんな人を目の当たりにすることもなく過ごしています。なんだか疲れたと思ったら、少し休みます。紅茶を飲んでリラックスして、のんびり過ごすとすぐに回復します。

里親に必要なこと

親になるということはとても大変なことで、急に打診があるので、そういう点では、里親という立場は不利だと感じます。もちろん望んで受けるのですが、守秘義務もあるので、下手に周囲に話せませんし、児童相談所からの心証を推測してしまうと、行動に制限があるような気持ちになります。

急に打診があるので、生活などもその時点から考え始めることとなります。実際に経験するまでは、その大変さには気づかず、のほほんと過ごしていました。そして、いざ、交流が始まると、破談になることを想定した説明を受けたり、乳児院や児童相談所の対応に苛立つこともありました。

ひどすぎることは指摘し、改善していただきましたが、目を瞑れる部分はできる限りそうしました。

里親の大変さ、当事者となってやっとわかりました。

委託後もいろいろ問題が起こりますが、出生時のことを質問されたくないので、誰かを頼れないという事情もあり、一人で検索し続けることも多かったです。

楽しいだけが育児ではないと理解していましたが、さらに特別養子縁組という事情が重なると、その重みに耐えるのは大変なことと感じていました。

やはり、里親には辛抱する力と、心身の強さ、受け流す力は必須であるように思えます。

スルースキル

私、考え込む割にはスルースキルに長けているようで、一日の大半を清々しい気持ちで過ごしています。

意外と向いているのかもしれません。

あと少し

いろいろなことがあと少しでかわります。

あと少し。もどかしいけど、あと少し。

不安になったら、即検索。頼れることは周囲に頼って、無理をせず。


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