特別養子縁組でよかったこと

大きな声では言えないけれど

特別養子縁組は過酷なバックグラウンドの子供が多かったり、遺伝的な病気がわからないケースも少なくないため、リスクやケアなどを鑑みて、総合的に育ての親は大変と思われがちです。

大変です。

普通の、あえて普通のと書いてみますが、普通の家庭の子育ての悩みに加えて、特別養子縁組であるが故の苦難もあります。

幼いうちでもたくさんの悩みを抱えてきましたが、これからはもっとあるでしょう。

実親のことやその周囲の事情などのことを考えると気が遠くなります。

気が遠くなるのでできるだけ考えないようにしています。

持って生まれた疾患のことや、肌質、肌の色、髪や目の色など、簡単には語れない悩みも多く存在するので、毎日一つ一つを考えると、悩むだけで一日が終わるほどかもしてれません。

どれも、今悩んでも、私がわざわざ考えてもどうにかなることではないので、考えないほうがいいくらいのことですが。

何が得か

産後の体調の変化や心の揺れなどがないことが一番ありがたいです。

産後がないのですから。

また、つわりなどもありませんでした。

当たり前ですが。

それを乗り越えたからこその愛情と思う人も多いかもしれませんが、そのつらさがなくても自信を持てる愛情があるので、単にラッキーだった点として考えられます。

人それぞれですが、私の場合は、それを経験するのが当たり前だと思っていましたが、それがなくても平気でした。

別の辛さを経験してきましたが、その辛さを経験せずに済んだのはラッキーと考えることにしました。

もちろん、経験することで愛情が増すのは否定しませんし、自分でもそれが必要だと思っていたので、これでよかったという結果論です。

損得と損得だけで片付けられないこと

人の命のことなので、全てが正解ではなく、それでもすべてが不正解とも言えないでしょう。

まだこれから先も自問自答です。

ただし、私が育てている私の子が、ここで育ってよかったと感じることが多めの人生になってほしいです。

難なく育つことが一番ですが、生きてこの世に出てくることができた奇跡に感謝し、今の環境に運んでくれた多くの人が存在することに感謝し、その中のメンバーに私が加わったことを少しでもよかったと感じてくれれば本望です。


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