経験者だからわかる特別養子縁組

毎日があわただしく過ぎていきます。

情報交換

時々、特別養子縁組を経験した仲間などが集まる里親サロンに行きます。

もちろん、交流のためであったり、我が子がほかのお子さんと関わる機会も欲しいのですが、情報を入手することも大きな目的となっています。

しかし、最近、数名の方々が増えたのですが、なぜか、様々な情報をくださいます。

その中のお一人は、子育ての経験はなく、姪っ子などと大型連休に関わることで得た知識と大変さを語ってくださいます。

出会って数ヶ月の彼女、多分、年齢が私よりも高いということから、アドバイスをしてくださっているようです。

正直、少し困っています。

子育て経験と面倒を見た経験の違い

私も、従兄弟などの世話をしたことはあり、ミルクをあげたりおむつを替えたこともありました。

言葉を教えたり、お手洗いについて行って声を掛けてサポートもしたことだってありました。

ただ、毎日ではないし、親が近くにいるので安心してできたというのは薄々わかっていました。

言うことを聞いてくれないと、親にバトンタッチです。

遊び相手になるだけでほめてくれます。

それは育児ではなく、ただのお手伝いであり、少し可愛がって過ごしただけです。

しかし、私のようにまだ学生時代にそれをした人は、その行為が楽しいだけのことであり、いつか生かしたいくらいの知識と経験でしかありませんでしたが、ある程度大人になり、すぐにでも子供が欲しいと望む人にとっては、本気で育児に参加してその大変さをも味わったように錯覚する場合もあるようです。

あくまでもその方においてはそうだったといったほうがいいのかもしれませんが、錯覚されたのでしょう。

びっくりのご指導

「これくらいの子だと、普通はもっと喋りますよね。姪っ子は私が時々教えてるから、歌だって歌えますよ。もっと声をかけてあげてください。」

「トイレトレーニングはもっと早くからしなくてはいけなかったはずですよ。遅れたから大変なんですよ。早くやってあげてください。」

「手をひらひらさせましたよね。療育には通っていますか?」

もう、なぜか指導者なのか先輩なのか。

別にいいのですが、子育てしているのは私。

そして、時々、児童相談所や保健師の専門的な知識がある方々にも相談しているので、細かい異常を探さないでほしいというのも思ってしまいます。

特別養子縁組に関する知識

私もですが、特別養子縁組をするまでには、研修など以外でも、自分で調べるため、膨大な知識を持っています。

特別養子縁組でなくとも、ほかのことに関しても、気になったことを調べているときには、その道のプロフェッショナルかと思うほどの情報量を頭につめこむでしょう。

ただし、特別養子縁組を経験し、子育てを開始している現在、その知識や情報だけでは生活が成り立たないことも再認識しました。

経験者となった今では、未経験者ではわからないことを、外で自信満々で話さなくてよかったと思います。

もともと、外で人と話すタイプではないので、そのようなことは起こらないかもしれませんが、数か月前からなぜかご指導くださる方を拝見していると、何もわかっていないなと思ってしまいます。

深くかかわる中ではないので、わざわざ指摘していませんが、子育ては一人の人間の人生に深くかかわることなので、誰一人として同じ状況になることはない孤独も感じます。

あのお方にも可愛いお子さんのお話があればいつか気づくでしょう。

また、その例とは別に、「こんなはずではなかった。私はもっと上手に育てられるはずなのに。」と、おっしゃる方もいらっしゃいます。

子育て、奥が深いです。

そして、特別養子縁組は、育ての親よりも、本人が一番悩むことだと思うので、その事実に寄り添う覚悟をして、一緒に悩んでいけるよう、日々、考えさせられます。


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