試し行動

終わりがあるはずなのに終わらない

里子や養子の試し行動には、とことん付き合うように言われます。

これは児童相談所独自の考えだけでなく、子の居場所の問題を解決すべく最善の策のようです。

しかし、交流のある里親の方々のもとにいらっしゃるお子さんの多くは、まだまだ試し行動中かと思う行動がよく見られます。

そして、それを受け入れて差し上げている里親の皆さんには頭が下がります。

と、思っていました。

つい最近まではそう思っていましたが、愛着形成ができ、信頼関係を築けてからも、その行動を続けることに疑問を持ち始めました。

「いつもぐずってる。」、「保育園を拒否して毎朝泣く。」、とても大変な中、しっかり見て差し上げて、寄り添っているという見方もありますが、既に王様のような存在になってしまっているようにも思えます。

実際に、そのような対応をされているご家庭で、乱暴で不登校気味というお子さんも耳にします。

家族としての関係を築けたら、腫物に触るような対応をやめるべきではないのでしょうか。

賛否両論あると思いますが、生い立ちは一生変わりませんし、新しい家庭に迎えられたら、そこでの人生を楽しめるように、普通の家庭のように過ごし、何かあったら寄り添そえる、相談してこられるような環境を目指すのがいいのではないでしょうか。

普通の家庭。

あえて、普通の家庭と表現します。

特別養子縁組は普通の流れではありません。

障害物競走のようなスタートです。

それをいかに達成感ある満ち足りた人生にするかは、迎える家庭と本人の考え方次第だと思います。

波乱万丈の幕開けから、幸せを実感できる人生に、丁寧に導きたいものです。

不思議な状況

周囲の方々には言えないのですが、数人で集まったり、里親サロンやイベントに出向くと、必ず、各親子の接し方を見ています。

大切に育てているんだなと、つくづく感じる場面が多いです。

ただし、甘やかしすぎで、本人のためになっていないと感じることが多いのも事実です。

お菓子やジュースを常に手元にもっている、あるいは、皆での集まりで携帯用のゲーム機を使用するなど、明らかにマナー違反であるパターンが多いです。

食事中に立ち上がったり、食べ物で遊ぶお子さんもいます。

そして、なあなあに叱る親。

世の中の大半がそうだとは思いませんので、甘やかしすぎるとそうなるのだと思います。

いつかどこかで、里子や養子でも区別せずに育て始める覚悟が必要なのでしょう。

中には、スポーツで表彰されたり、進学校に合格されたり、そんな話題もありますが、多くは、不登校や暴飲暴食の悩みを語る方々なので、腫物に触るような対応の反動がそこに来るのだと感じてしまいます。

我が家の場合

我が家も、丁寧に大切にしています。

それでも、特別養子縁組をマイナスに捉えたり、そのせいで可哀想だと考えなくても済むように、日頃から傷のなめ合いをしなくてもいい人とのお付き合いも大切にしています。

養子ということを話せる相手と、まったく事情を知らずに付き合ってくださる相手、様々な人とのかかわりで、より自然な家庭環境となるよう、心がけています。

待望の我が子には、ついつい手をかけすぎてしまうということを、事前に知っているので、過保護にし過ぎないように気を付けています。


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