山陽新聞 物心ついた時から、家はごみ屋敷…

里親についての記事です。

そだちとすだち、見たことがありました。

里親家庭などでの経験

物心ついた時から、家はごみ屋敷だった。病気の母親は育児を放棄し、暴力を振るった。「家を出よう」と思ったのは小6の時だったという▼そんな生い立ちを穏やかな口調で語ったのは千葉市の川瀬信一さん(29)。里親家庭や児童養護施設で育ち、教師になった。今月の「里親月間」に合わせ、岡山市であったフォーラムで講演した▼親と暮らせず、「社会的養護」が必要な子どもは全国で約4万6千人に上る。児童虐待などのニュースに胸を痛めることは多いが、当事者である子どもの側の思いを聞く機会は少ない。川瀬さんは当事者の声を伝えようと活動する貴重な存在だ▼感謝していることがあるという。小6で保護された時、児童相談所の職員が尋ねてくれた。里親か施設か、どちらに行きたいか。「普通の家で暮らしたい」と思っていた川瀬さんは里親を選んだ。「自分で決めた」と思えた経験は、その後の自分を前向きにしたそうだ▼今年1月にインターネットのサイト「そだちとすだち」を開設した。施設や里親のもとで育った若者へのインタビューを紹介している。親の離婚や病気、死別。厳しい境遇に胸を締め付けられるが、気づかされるのは子どもには何の責任もないことだ▼里親に志願する人も増えつつある。当事者の声に耳を傾け、社会で子どもを育てる機運を高めたい。

自らの決断

特別養子縁組は、自らの判断ができるほどの年齢ではできません。

しかし、自分から育った家庭を抜け出す勇気、その後の見通しを左右する行動ができるようになってからの特別養子縁組というのも、安易に賛成してはいけないのかもしれません。

決して恵まれた状況でなくとも、自らの道を切り開くことができる場合もあるようです。

敬意を表します。


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