特別養子縁組 失敗 事例

私は特別養子縁組がスムーズにできたわけではありませんでした。

悲しい出来事

乳児院からのお話の中で、何度となく、「必ず委託されるわけではありませんから…。」と言われていました。

もちろんそれはわかっていましたが、わざわざ言われるとつらいものでした。

しかし幸運にも、何とか手続きはできました。

児童相談所からも、「手放すなら早めに」とか「それなら他をあたるから早めの決断を」という発言をされることもありました。

私の喋り方や態度が弱々しいからかもしれませんし、破談になるのが怖くて回りくどい喋り方をしていたのが気に障ったのかもしれません。

今思えば、自分にも非がありますし、相手も人間なので、こちらもそれなりに胸を張って行動しなくてはならなかったのかもしれません。

ただ、あの上下関係のような状態、とても嫌でした。

経験から思うこと

結果論でしかないのですが、児童相談所の人が上に立っているのはおかしいと考え、毅然たる態度で対等に話をできるようにしたかったです。

こちらは、子供をずっと育てる身です。

いい加減なことをするはずがありません。

実際には、皆が皆、そうではないので、疑ってかかってくるのかもしれませんが、それなりの決断をして研修を受けたり、様々な手続きをしているので、堂々としていればよかったのです。

幸運

私は幸運だったと断言できます。

ひどい担当者に当たってしまったのは事実ですが、何とか問題を解決してきました。

そして、つい先日、ほかの地域に住んでいる方が、残念な結果になったというお話を拝聴しているので、特に、運がよかったと感じるようになりました。

とてもいい担当者に恵まれ、実親も素直に話に応じてくださる感じだと聞いていましたが、委託後に、気持ちが変わって引き上げられていったそうです。

かなり前のお話とのことで、そちら様に新しいご縁があったのかも聞くことができませんでしたが、どんなに環境が良くても、そのご縁が結ばれないこともあるので、私は、運が良いのかもしれないと考えるようになってきました。

ほかにも、新生児委託のお話を受けてから、誕生後にお話がなくなった方もいらっしゃいますし、乳児院での交流中に破談となったケースも耳にしています。

いろいろあっても、ここまでたどり着けたのは本当に幸運だったのです。

失敗事例

入籍までは、とにかく、失敗事例を探していました。

先輩や里親支援専門相談員に相談したり、インターネットを駆使して検索することに没頭していました。

成功事例は山ほどあり、楽しく幸せを語る方が多いのは当然ですが、それでは、失敗したときの心の持ち方はわかりません。

あの頃のことを思うと、少し鬱に近かったのかもしれません。

適当で少しだらしない私が、子供のこととなると、心を病みそうになるほどでした。

それだけ我が子を思う気持ちが強かったのだとは思いますが、必ずしもそこがイコールで結ばれるわけでもありません。

そして、心の状態が悪くなったことを我が子のせいにはしたくありませんでしたので、自分は大丈夫と言い聞かせていました。

最後の方では居眠り運転をしてしまいそうなくらい、自分らしさがなくなっており、ドラッグストアで買い物をしつつ、駐車場で休ませていただいたという記憶もあります。

今日は節目の日です。

我が子との大切な節目の日です。

そのため、あの頃のひどい状況の自分を振り返ってみました。

あんな時こそ、里親サロンに行けばよかったのに。

どうして思いつかなかったのでしょうか。

何がともあれ、私は今のところ、幸運です。


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