朝日新聞 長男はバイク事故、次男はうつ 養子の心の傷に気づけず
朝日新聞DIGITALの記事です。
正直なところ、新生児委託ではない場合、養子や里子の多くは、こころに傷を負っていると思います。
我が子は、まだ小さいうちに我が家に来ましたが、それまで乳児院にいました。
記憶には残っていないのかもしれませんが、癖などはあります。
泣いた時に抱っこすると、?????でした。
「泣くと抱っこしてくれるの?」みたいな顔です。
交流中に離乳食が始まりましたが、委託時には、食事の前後に手を合わせて頭を下げるようになっていました。
周りの子供たちがやっていれば、それが普通だと思って、自然に身に付いたようです。
水道のところで抱っこすれば、水が出たと同時に手をこすることもできました。
そして、悪い習慣もありました。
苦手なスタッフと似た体型ので似た容姿の人を極端に怖がっていました。
苦手な音があり、今でも引きずっています。普通の生活の音ですが、異常なほど反応しています。
これが大きな子だったら、もっと傷やトラウマがあってもおかしくはありません。
愛着障害に関しても、養親側に気付かれたくないと思う子もいると思います。
そして、気付いてからのケアになるので、時間もかかるはずです。
多くの子供が何らかの傷を負っていると仮定して接しても、対人間なので、とても難しいことが立ちはだかっているはずです。
この記事にもあるように、試し行動もよくあることだそうです。
しかし、その瞬間だけでなく、後から深く考えることができるようになって、すなわち思春期になってから、再度、問題が起こることもも考えられます。
我が子との関わりをどうするか、真実告知をどうするかも、これからさらに考えていきたいと思います。
真実告知は特別養子縁組の最大級のイベントだと思っています。
子供自身にも考えはありますが、親となった私たちがどのようにするかでも大きくその子供の人生が変わっていくのではないかと思います。
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